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ジョン・ヨンファ(from CNBLUE)、クリスマスライブ開催20代最後のライブで「東京ドームの夢、いつか叶えたい!」



韓国出身のロックバンド、CNBLUE(シーエヌブルー)のボーカル&ギター、ジョン・ヨンファが12月20日、21日の2日間、神奈川・パシフィコ横浜国立大ホールで『JUNG YONG HWA JAPAN CONCERT 2017 "Summer Calling" @Xmas』を行い、自身の20代最後、そして今年最後のライブを締めくくった。本公演は、8月9日に約2年ぶりにリリースされた日本2ndソロアルバム『Summer Calling』を記念し開催された2度目となるソロツアーの特別公演。8月22日の大阪・フェスティバルホールからスタートし、追加に追加を重ね、本公演含む全11公演で55,000人を動員した。今回は“@Xmas”という特別バージョンだけに、アンコールではヨンファがトナカイに扮し、クリスマス曲など含む23曲、約4時間にわたる熱演を見せた。

ライブは鈴の音のイントロでクリスマスムードを高めるCNBLUEの「Ring」で幕を開けると4ビートのジャズアレンジが施されたクリスマスの定番曲「White Christmas」へ。「今日はクリスマスの雰囲気で行きたい。夏から始まったツアーだけど、今は冬に。でも、「Summer Dream」の歌詞に“終わらない夏”ってあるから、大丈夫かな?(笑)外は冬だけど、ここは夏!」とオープニングから全開宣言し、このツアーのテーマ曲ともいえるアルバムリード曲「Summer Dream」では、ダンサーと共にキレのあるダンスを見せた。

CNBLUEではギターを中心に、ピアノなどの楽器を弾きながら歌うが、ソロコンサートでは、日本人のベテランセッションミュージシャンを中心とした生バンドと、4名のダンサーと共に楽器は持たずに歌うスタイル。バンドとは違う、“ボーカリスト”ヨンファが堪能できる。

ソロがCNBLUEと異なる点は、バラードが多いこと。センチメンタルな「Cruel Memories(思い出は残酷に)」 からスウィートなラブバラード「君を好きになってよかった」など、幅広いジャンルのバラードを聴かせたが、「バラードを書くのは、大変な時が多いんです。そんな時、みなさんの笑顔を思い出しながら書いています。バラードはみなさんから僕へのプレゼント。だからライブでは、僕がみなさんに歌をプレゼントするんです。僕の歌を聴いて、みなさんに頑張ってほしくて」と、大きな意味を持っているという。

そして、ソロコンサートならではといえるのが、ダンサーとの共演。CNBLUEの「SHAKE」では客席のファンもサビの振付を一緒に踊り、韓国最新ソロ曲「That Girl」ではダンサーとシンクロしたダンスを見せる。ヨンファのエンターテイナーぶりには、ファンも大熱狂。

トーク中には、12月16、17日に行われた所属事務所主催の音楽イベント『FNC KINGDOM』の5周年を記念して、FTISLANDのホンギとのスペシャルコラボで復活させたドラマ『美男<イケメン>ですね』の作中バンドA.N.JELLに言及。ファンからの「歌ってー!」の声でアカペラでドラマ主題歌「Promise」を披露すると、ファンもコーラスに加わる。劇中のこの曲でヨンファはラップも担当しているのだが、「今日はじめて言いますけど、このラップはCNBLUEがインディーズデビューする前に作ったから、僕が初めて歌詞を書いた曲なんです」と、ヒット曲を連発するヨンファの原点であることを告白した。また、「ホンギと一緒にリハーサルしていて、この曲のイントロが鳴ったら“わー、なつかしい!”ってなりました。いつか(A.N.JELLメンバー)チャン・グンソクさんとパク・シネさんと4人で一緒にスペシャルライブしたい」というと、ファンも大きな歓声をあげた。

また、この"Summer Calling"ツアーでは毎回曲を替えてJ-POPのカバー曲を披露しているが、クリスマスをテーマにした今回は、なんと、山下達郎の「クリスマス・イブ」を初披露。ほかには歌い始めは夏だったがぴったりの季節になったレミオロメンの「粉雪」、そして今年のCNBLUEのアリーナツアーからファンが始めた「GROLY DAYS」で手を左右に大きく振る動作の出発点となったMr.Childrenの「innocent world」では、「桜井さんは憧れの人。いつか共演したい!」と熱い想いをぶつけながら熱唱した。

アンコールには、トナカイの角のカチューシャと赤いマフラーで登場。キュートな「Goodnight Lover」では「みなさんのそばにずっといるし! いい曲をずっと作るし!」という笑顔のヨンファとファンが大合唱で一体感を感じさせた。

「今年は1月からずっと忙しかった。昔は忙しいと疲れたり、元気をなくしたりしたけど、今は忙しい事が幸せに感じる。今、(数え年の韓国では)29歳。今日は20代最後、今年最後、ツアー最後のライブ。僕は20代を頑張ったから、30代がもっと楽しみです。もっと幸せになると思う。釜山からソウルに来て、日本に来た。日本でストリートライブをやってたころは、“大きな場所でライブができるようになるのかな?”って思ったけど、今、こんなに大きな場所でソロライブをしています。20代の夢は“東京ドームでのライブ”でしたけれど、無理だとあきらめたこともあったんです。でも、今年からまた、夢になりました。叶ったら、一番熱いライブにします! 夢を話すのは恥ずかしいと思うけど、言えば叶う。だから恥ずかしいことじゃない。みなさんも夢を叶えてください。応援しますから。僕はこれからもずっとみなさんのそばにいます。みなさんは僕のそばにいてください。目標まで一緒に行きましょう! また来年も一緒に!」と心からの言葉をファンに伝えると、「One Fine Day」で20代最後のライブを締めくくった。

ライブアーティストとしてもソングライターとしても、ノリにのっているヨンファ。ライブ中に「幸せ」という言葉と、「そばにいます」という言葉を何度も口にしていた。今年のCNBLUE、そしてソロ活動で、日本語の実力が伸びて自分の想いを率直に伝えられるようになった彼だけに、このふたつのワードは心から出るものだと感じられた。大きな区切りとなる30歳を迎える2018年。彼の音楽は、今年以上にファンに幸せを与えてくれることだろう。

なお、『JUNG YONG HWA JAPAN CONCERT 2017 “Summer Calling”』9月10日の幕張公演の模様を収録した映像作品が、来年2月28日に発売される予定。









文/坂本ゆかり
カメラマン/ヤマダマサヒロ